洋食器のSohbiネットショップ奮戦記

2007 / 07
31
  
KPMベルリン
  
KPMベルリン(Konigliche Porzellan Manufaktur)
ベルリン王立磁器製陶所 since1763

KPMを語るとき。
プロイセン国王フリードリヒ2世なくしてその歴史は語れません。

ヨーロッパの名窯はほどんどが王立。
こぞって磁器制作をわが国で。って競っていたから当然です。

ただし。
他の王立と生い立ちが異なる点があるのです。

それは。
国王自らがブランデンブルグ選帝侯時代の紋章を窯印とし、燃料調達から職人の地位・報酬までことこまかく直接指示して経営された点です。
要は。
産業・文化の国策の一環としてひじょうに熱心に取り組んだということではないでしょうか。

西欧で初めて硬質磁器焼成に成功したのがザクセンのマイセンであったことは何回かご案内しました。

その磁器焼成成功の立役者がJ.F.ベトガー。
実は。
そのベトガーはもともとプロイセンにいた錬金術師だったのです。

「悔しい~。」かったはずです。きっと。
で、気合入れたんでしょうね。
ドイツの歴史上最高の国王として誉れ高いフリードリヒ大王が本気になったわけですから強力です。

KPMベルリン ノイジェラット56  洋食器の創美
ノイジェラット56。
これ裏管理人も大好きなロココ様式そのものでいながら落ち着きと風格のあるノイジェラットの64番。

KPMでは、フォルムの呼び名に番号をつけてパターン名としています。
00っていうとそのフォルムの白磁。
装飾に手間がかかるほど数字が大きくなります。
ノイジェラットは64番が最上級。

今日はKPMベルリンの歴史のお勉強ということで。

洋食器の創美はKPMベルリン大得意ですから今後もどんどんご紹介していきますからお楽しみに。

   
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2007 / 07
30
  
品番の仕組み(マイセン編)
  
マイセンの品番の基本

マイセンのアイテム数おそらく30万種類以上。
メーカーとしても品番管理は必須です。

わけわかんなくなっちゃいます。
助かるのは製品に品番が描きこまれている点です。例外もありますが。

まずデコレーションナンバー。
このブログでも「decoNo.なになに」っていうふうに表示しています。

いわゆるパターンとかシリーズとか。
柄(がら)を6桁の番号で表します。クリックして拡大してみてくださいね。
マイセン 品番_02  洋食器の創美
オレンジ色で020610/394って読めます?

020610がデコレーションNo.でイエローローズのこと。マイセン イエローローズ コーヒーカップ&ソーサー  洋食器の創美


020610っていうと必ずイエローローズのデコレーションになります。プレートでも花瓶でも。

ちなみにスラッシュのあとの3桁や4桁の数字はペインターさんの番号。

カップとソーサーで違っていたりします。同じこともあります。
裏管理人個人としてはカップとソーサーを異なるペインターで微妙な筆致の違いを楽しんでいます。

それにしても慣れるまで数字読めません。なんだか下手というかクセが強いです。こんなです。
number

'1'が逆Vの字みたいだったり、だいたい縦長。
絵付けの美しさと字の読みやすさは別問題のようですね。

最初の写真はソーサーですがカップにはデコレーションNoが描き込まれていない場合もあります。
マイセン 品番_04  洋食器の創美
これがさっきのイエローローズのカップです。ペインターNoしか見当たりません。このあたりの描く描かないの基準は明確ではないようですがペインターNoは必ず入ります。

この6桁のデコレーションNo.に5桁フォームNo.(型)が組み合わされて製品が特定できるようになっています。

型の番号は成型の段階で刻印されます。
最初のソーサーの写真と4番目のカップの写真を拡大してよくみるとそれぞれ(00)562と(00)572の刻印が確認できます。

これが型の番号です。

ちょっとややこしいのはこのカップ&ソーサーの型番は00582。
カップが00572、ソーサーが00562。合わせて00582。

しかして020610-00582はイエローローズのコーヒーカップ&ソーサーとなります。

少しずつ例外がありますがこんな仕組みです。

デコレーションNo.に型番をくっつけて、見たこともないアイテムを発注したことも数知れず。

絵付けのない白磁や下絵付けだけのブルーオニオン等はペインターNo.やペインターの記号だけになるのがほとんど。
マイセン 品番_05  洋食器の創美

マイセン 品番_06  洋食器の創美

マイセン 品番_07  洋食器の創美

上から順に、ブルーオニオン・ブルーオーキッド・波の戯れホワイト。
ブルーオーキッドには下絵付けのデコNoも確認できますね。
波の戯れホワイトはドイツ語の「白」という意味の単語が記されます。こうしておけばマイセン以外のペインターが絵付けしても「外絵付け」ってすぐにわかるでしょ。自衛策です。

モチーフ番号がプラスされたりいろいろですが、お買い足しのときなど知っていると確実です。

稀に描き忘れや描き間違いもあったりします。手作りの宿命ですね。
   
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2007 / 07
29
  
ヘレンド シノワズリ その1.
  
ヘレンドのシノワズリ HEREND Chinoiserie part1

アウガルテンの記事で触れましたがヘレンドは開窯(1826年)当初はハプスブルグ家純正御用達窯であったウィーン窯(アウガルテン)のNo.2的な窯でした。

それが。
第一回ロンドン博覧会(1851年)でビクトリア女王に注文を受ける栄誉に浴した「ビクトリア」の出展で注目を集めます。
王侯貴族・社交界への"デビュー"っていう感じでしょうか。
ヘレンド ビクトリア6pcs  洋食器の創美
ビクトリアVBOも東洋趣味。

そして。
1867年のパリ博で独自の世界観をもつシノワズリシリーズを出品し、一躍名窯の仲間入りを果たしたわけです。
ヘレンド ゲデレ プレート18cm  洋食器の創美
ヘレンド初のシノワズリである「西安の赤」改め「ゲデレ」G。
ハプスブルグ家后妃エリザベートさんが別荘のゲデレ城用にご用命。以後「ゲデレ」とか「ゴドロー」とか呼ばれています。

それにしても。
マイセン開窯から150年近く過ぎた19世紀半ばに発表された中国趣味(シノワズリ)が当時の王侯貴族に絶賛されたのはなにゆえ?

シノワズリは出尽くした感があったはずです。
いかに個性的であったか、独創的であったか、ということですね。

好みまっぷたつの潔さ。

ヘレンド エミルローズトゥッピーニ ティーカップ&ソーサー  洋食器の創美
ERS。この強烈な個性にはエネルギーさえ感じます。
大勝負に出たんだって裏管理人は勝手に思います。

このシノワズリシリーズがあってこそ今のヘレンドがあるわけです。

各作品についてはまたの機会でご紹介します。
   
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2007 / 07
28
  
お得意様のコレクション(その3)
  
洋食器の創美藤沢店お得意様コレクションpart3。

引き続きアンティークマイセン
例によってまたしても絶品です。

アンティークマイセン マルコリーニ_02  洋食器の創美
マルコリーニの花絵付け

7年戦争による疲弊と18世紀後半の華麗なロココ様式に対する一般社会からの反発により(フランス革命も反封建主義)、作風の転換が遅れたマイセンは発注激減。
経営危機。ほんとに危なかったようです。

で。
1774年、カミロ・グラフ・マルコリーニ伯爵が再建を目指して工場長に任命されたわけです。
1774年から1814年まで。この間のマイセンの双剣マークには柄の間に星印(アスタリスク)が記され、時代考証が明確です。

マルコリーニについては好意的な評価もありますが、絵付け前の貴重な白磁を販売してしまったことや経営自体をまったく立て直すことができず後任にさらなる苦労をかけたことで厳しい見方も多いようです。

が。
なんとかヒットを飛ばそうと試行錯誤がみられるマルコリーニ時代ならではの作品も多数あってマルコリーニ時代のコンディションのいいものを収集しつづけるコレクターも多いのです。

ただ。
さきほどお伝えしたように白磁が販売されてしまっていたためにマイセン以外で絵付けされたもの(外絵付け)も当然数多く出回っています。
また、苦しい時代で磁器質にもばらつきがあります。

ですから、マルコリーニ時代の状態の良い作品はますます人気。貴重。

で。こちら。
アンティークマイセン マルコリーニ_01  洋食器の創美
この美しさはどうでしょう。真性マイセンであることは間違いありません。

セピアカラーのこの花絵付けはマルコリーニ時代を代表するパターンです。

数多くの愛らしい天使人形をデザインしたフランス生まれのミシェル・V・アシエが原画を手がけたといわれています。
ロココの申し子のようなアシエが時代の波には逆らえずに本作のような新古典主義のモチーフを描いたことに当時のマイセンの必死さが裏管理人には伝わってきます。

それにしても才能ある芸術家(職人)は何を創造してもすごいものですね。

形状(フォルム)もロココから新古典への潮流をうけて古代ギリシア・ローマの様式が踏襲されています。

こちらの作品の良さはその希少性プラスとにかくその個体のすばらしさ(コンディションの良さ)に集約されると思います。

「アンティークこそ美しくなければならない」(裏管理人)。

何点か同様の作品と出会っていますがこのF様のご用命品ほどのクオリティの逸品にはあとにもさきにも縁がありません。
   
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2007 / 07
27
  
5ピース1ユニット
  
5ピース1ユニット(ファイブピース・ワンユニット)

15年くらい前でしょうか。
ウェッジウッドさんがさかんに提案していた組み合わせです。
ウェッジウッド コーヌコピア5pcs_02  洋食器の創美
カップ&ソーサーとプレート20cm、27cmにサラダソーサー(オートミール)。以前お話したように1パーツ1ピースで数えますからこれで5ピース。

こうなります。
ウェッジウッド コーヌコピア5pcs  洋食器の創美

一人分のそろえ方としての提案ですね。
これ掛ける人数分っていうキャンペーンだったと記憶しています。

こんなふうに20cmプレートとサラダソーサーをセットするとステキ。
ウェッジウッド クリオ5pcs  洋食器の創美

別名スターターセット。
欧米では4セット(20ピース)が基本セット数。

1ユニット分箱に入っていたりしました(おもにアメリカ向けって聞いたような)。
ウェッジウッド ストロベリー&バイン5pcs_01
実際、とっても使いやすい組み合わせで場面場面でそれぞれが活躍すること間違いなし。
ウェッジウッド ストロベリー&ヴァイン5pcs_02  洋食器の創美
ストロベリー&バイン
とくにオートミールまでの4pcsはお茶飲み時間にとても重宝します。直径16cmのちょっと深めのボールはほ~んとによく使えます。
ウェッジウッド サムライ5pcs_01  洋食器の創美
和食にマッチするサムライ

コレクションのなかで一番のお気に入りをこういう組み合わせで数人分そろえるのも本来の意味での洋食器の楽しみかたです。

もちろんウェッジウッドに限りません。

   
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2007 / 07
26
  
お得意様のコレクション(その2)
  
昨日に引き続き、洋食器の創美藤沢店のお得意様のコレクション。
ご提供いただいた画像からその歴史などをご紹介いたします。

アンティークマイセン ヘロルト
Johann Gregorius Horoldt(1696-1775)。

スワンサービスの記事で少し触れましたが「ヘロルトの存在なくしてマイセンなし」。
ベットガーが西洋で初めて磁器焼成に成功し、画家であり化学者であったヘロルトが磁器用絵具と文様を開発したわけです。

1710年にアウグスト王が磁器焼成成功の回状を発布。ヘロルトはその10年後の1720年から1756年までマイセンに在籍しています。抜擢弱冠24歳から。やはり天才です。

ヘロルトのすごいところは絵具の開発とその絵具による絵付け両方に才能を発揮した点。
描きこみたい色彩のイメージがありつつ開発を続けたのではないでしょうか。

マイセンは今でもヘロルトの残した資料をもとに絵具を調合しているそうです。極極秘。

画家兼化学者。それも超一流。ちょっといませんよね。

港湾画、花絵など多岐にわたるモチーフをデザインしましたが、とにかく初めてのことです。
手本はアウグスト王お気に入りの古伊万里。

アンティークマイセン ヘロルト_02  洋食器の創美
そして楽園と考えられていた中国を題材にした一連の分類がこちらのヘロルトシノワズリです。

裏管理人もこのブログのプロフィール画像をヘロルトにしていますがこれは洋食器の創美の画像。まちがっても裏管理人所蔵ではありません。

こちらは正真正銘ご購入いただいて大切にされている名品です。
左からティーボール、カップ&ソーサー、ビーカー。いずれも中国人物画と呼ばれるカテゴリーです。

特に左の「色絵金彩中国人物碗」はもっとも有名な作品で収集家にとっては究極のアイテムです。

少し話がそれますが日本や中国からやってきた碗類にはハンドルがありません。彼らもそれにならっていたのでこのようなカップが生まれました。
トルココーヒーや当時贅沢なお茶を手に受けて楽しんでいたそうです。
ティーボールとかコップヒェンとかいいます。

アンティークマイセン ヘロルト_01  洋食器の創美
左ビーカー、右テーブルベル。
ひじょうにめずらしい単彩(人物の顔は色絵です)のそろい踏み。

また、こちらの作品はすべて1996年の"ヘロルト生誕300周年"限定作品。
描きこまれた年月とペインターのサイン。
そしてJGH(ヨハン・グレゴリウス・ヘロルト)のイニシャルと年号。
マイセンにしてはめずらしくそれらが器のの裏に記されています。

マイセン絵付けの祖を記念した作品ですのでマイセンの思い入れがひしひしと伝わってくる出来映えです。

裏管理人はおすすめする立場ですがよほどのものがでてこない限りこちらのお得意様にさらにご提案するヘロルト系は思い浮かばないほどのコレクションです。

しいて言えばハウスマーラー(初期マイセン外絵付け)もの、それもゾイター工房の金彩中国人物の作品くらいでしょうか。

ただしもしあったら博物館級(汗)。
   
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2007 / 07
25
  
お得意様のコレクション(その1)
  
今日は嬉しいご案内です。

藤沢店の超お得意様からご用命いただいた逸品のお写真をお預かりしました。

アンティークへの造詣の深いお客様で好みもはっきりしてらっしゃいます。
アンティークならマイセン。そしてセーブル。
本格派です。

こちらは最近ご用命いただいたアンティークマイセン。
アンティークマイセン貼花ベース_03  洋食器の創美
19世紀末の貼花装飾ベース天使文。逸品です。

希少性その1.天使絵
意外に思われるかもしれませんがマイセンの天使絵はひじょうに希少です。現代ものにはありませんからアンティークで。ってなります。
天使ものは世界中で人気がある上にマイセンの天使絵はもともと寡作(アンティークの天使絵といえばKPM)ですので状態の良い作品と出会うのはよほどの幸運が必要です。
しかも本作は両面天使絵(片面フラワーブーケと組み合わせられることが多いんです)。

希少性その2.サイズ
この時代の作品は大きいものが多く、高さ10cm前後のこのベースの可愛いサイズは魅力。絵付けも貼花装飾も難しくなります。
凝縮された良さ。これに尽きます。

希少性その3.貼花装飾
読んで字のごとく。花びら一枚一枚から手作りされた花や葉でカップや器・置物を装飾することです。
もちろん硬質磁器。収縮しますから窯出し時点での失敗もあるはずです。
わずかな欠けはありましたがコンディションは極上クラス。

アンティークマイセン貼花ベース_01  洋食器の創美

18世紀のロココ様式絵画の先達フランス宮廷画家ブーシェの絵を忠実にマイセンのマイスターが磁器絵付けとして表現しきっています。

アンティークマイセン貼花ベース_02  洋食器の創美
18世紀の豪奢なフランス宮廷文化から生まれたロココ様式。
ザクセンのマイセンにはただの贅沢と写ったでしょうがドイツの宮廷では憧れもあり人気の的。注文も多かったでしょうがこうなったらもてる職人技を駆使して作るしかありません。

天使、形、装飾。
マイセンのロココ様式集大成作品といっても過言ではありません。

このような逸品をご自宅で鑑賞する、というか一緒に過ごすことができるということはほんとうにすてきな毎日ですね。130年以上の歴史をみてきた作品です。

実は。
まだまだ画像をいただいているのですが、
熱くなって裏管理人の説明が長くなってしまいましたので何回かにわけてご紹介していくことにいたします。

それにしても。
こちらの写真はご本人様がご自宅でお撮りになったそうです。
「うちのサイトのお話」で白状した裏管理人の撮影技術(?)をはるかに超える質の画像です。
いい意味での「こだわり」。大切です。
   
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2007 / 07
23
  
マイセンフラワー
  
マイセンフラワー
Blumenmalerei(Flower Painting)

マイセンの花柄っていってもどれくらいの種類があるのか想像するのも怖いくらい。
「洋花」だけとしても同じ品番(デコレーションNo)でのバリエーションも勘定にいれると・・・。

2,000種類? 5,000種類以上?
きっとマイセン自体も把握できていないと思います。

今日は、なかでも一番なじみ深いフラワーのご紹介です。

「二つ花」とか「五つ花」とか聞いたことありますでしょう?

マイセン フラワー_01  洋食器の創美
左から「二つ花」「三つ花」「五つ花」です。花の種類がいくつかで数えます。
「一つ花」も「四つ花」っていうのもあります。
「四つ花」以上はカップとソーサーの柄は合わせません。

もうすこしわかりやすい写真。
マイセン フラワー_02  洋食器の創美
左から、二つ・五つ・三つ。二つと三つはメインのお花がカップとソーサーでそろっていますが五つは違っていますね。いいんです。それで。

マイセンフラワーとかジャーマンフラワーとかいわれる代表的な花絵付けです。

ややこしいのは「二つ花」や「三つ花」などそれぞれに花の向きや絵付けの場所の違いでさらに別の品番があること。
要注意です。奥深いです。

とにかくソーサーの裏に描きこまれている6桁のデコレーションNo.を確認すれば大丈夫です。
マイセン フラワー_04  洋食器の創美
decoNo100110の五つ花の6ピース。全部で三十花。

柿右衛門を写していて「このままじゃいかん」と思ったかどうかわかりませんが、
16世紀の植物園(花の園)ブームをうけて広まりつつあった花を装飾のモチーフにするトレンドをマイセンが採り入れることは自然な流れだったのではないでしょうか(裏管理人推測)。

マイセン フラワー_03  洋食器の創美
decoNo060110の三つ花の6ピース。全部で十八花。鬼も十八番茶も出花。

といっても花の種類は膨大です。注文に応えるにもある程度のパターンを決めないと注文するほうも描くほうもたいへん。

そこで賢い人が36種類のメインの花模様(花の種類)を決めて見本表を作ったわけです。
それが今も使われています。もちろん洋食器の創美にもあります。
アネモネ、クロッカス、デイジー、ポピーは3種類・・・。
例外。
五つ花の場合に限りまれにメインの花が36種類にはないピンクの薔薇になっていることがあって、それが入荷したときは積極的におすすめしています(下の写真の右端の花瓶がそうですね)。

36種類といっても添えられる花のアレンジはペインターにまかされていますから完全に同じパターンはまずありえません。

マイセン フラワー_06  洋食器の創美

マイセン フラワー_05  洋食器の創美
創業当初はオープンワークのディッシュ類や花瓶、大皿など手当たり次第っていう感じでした。

今は1客ずつで楽しむ時代とお話しましたが、こちらはやっぱり最低6ピースで花を楽しむのが正解です。
マイセン フラワー_07  洋食器の創美

さまざまな花々が咲き乱れてほんとうにすてきです。
男の裏管理人でもセットのご納品の際には感動しちゃいます。

フラワーのモチーフの関係でなかなかネットショップでアップできないのが残念!!

   
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2007 / 07
23
  
ワイルドストロベリーの価格
  
ウェッジウッドのワイルドストロベリー

不動の人気ナンバーワン。

ブランド洋食器のエントリーシリーズというとらえかたもできますが、本格的なティーサービスにお使いのかたも数多くいらっしゃる点がただの入門編ではないことの証です。

気がつくと在庫が減っている下支えの広い真のポピュラー品ですね。
ウェッジウッド ワイルドストロベリー ピオニーカップ&ソーサーと紅茶  洋食器の創美

割引セールの目玉にはならない理由は?

洋食器の創美でも20%OFFが上限です。セット特別価格で頑張っている他社様もありますが全般的には15-20%OFFがふつうです。

単純に人気品だから強気? おっしゃる通り。
みなさんに強気なのではではなくて、どうやっても高いんです。仕入れが。
メーカーの段階で売り手市場なんですね。経済原理の基本です。
ワイルドストロベリーimg_08  洋食器の創美
こんなに愛らしいお姿ですがまあ発注するときは可愛さあまって憎さ100倍のときも。

でもやっぱり残らないからいい子です。

かててくわえてこのユーロ高。ポンドも追随。
あちらのウェッジウッドさんホクホク。でもこちらのウェッジウッドさんはいくら正規代理店でも日本であることは同じですからけっこうたいへんなはず。

で。よく日本上代(定価です)が上がったりします。
なんか今年もそろそろの予感がします。

そんななかでも人気のワイルドストロベリーはほんとに本国にとっては孝行娘です。
バリエーションも増えます。
ワイルドストロベリーimg_07  洋食器の創美

そこで。

在庫切れを起こさずに自然に売れていく価格が20%OFFというところでしょうか。
30%OFFだと皆様「嬉し」、私たち「悲し」通り越して「自爆」価格なのです。

ちょっと本日の裏管理人、歯切れ「悪し」。
でも20%OFFがほんとお値打ち価格ということなんですよ。
   
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2007 / 07
22
  
エインズレイ デイジーチェーン
  
Aynsley Daisy Chain
エインズレイのデイジーチェーン

最近のヒット商品の一つです。
陶花でご紹介したエインズレイ社のニューフェイス。

カジュアルスタイルシンプルモダン

洋食器の今の二大トレンドをとりいれたことが人気の理由です。
エインズレイ デイジーチェーン ティーカップ&ソーサー  洋食器の創美

デイジーチェーン=ヒナギクの花綱。
愛らしいパターンですね。

いま流行のスクエアにちかい形のプレートやボールが可愛いパターンとの相乗効果でとくに人気です。
エインズレイ デイジーチェーン img_04  洋食器の創美
エインズレイ デイジーチェーン img_03  洋食器の創美

かてて加えて必殺お手頃価格。自己主張のすくない癒し系は数をそろえたふだん使いにおすすめです。

エインズレイ デイジーチェーン img_01  洋食器の創美


   
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2007 / 07
20
  
梅田名品展
  
今日は応援最終日です。

昨日は懐かしいお得意様のご来店がたくさんあって楽しく接客させていただきました。

今回は値上がり前のフローラダニカが人気です。
そういえば1客限定とかになると思いますがネットショップでも開店一周年記念感謝企画の一環としてアップ予定です。お楽しみに。

梅田店はイタリアンクラシカル家具やペルシャ絨毯も扱っていますが、ご新築中のお得意様にとても素敵なシルクを1枚ご用命いただきました。

関西のお客様は皆様たいへんアットホーム。
ボケありツッコミありで機転の利いた会話が必須です。最後はいつもあったかくて元気もいただく感じです。

て、実は裏管理人はバリバリの関西出身なのでした。そろそろ人生の半分以上が関東在住になりますが。

梅田店の「ヨーロッパ名陶名品展」は7月30日(月)まで。
マイセン・ヘレンド・KPM・アンティーク・フローラダニカ・セーブル・リヤドロ・ウニカート・五人組直筆絵画・バカラ・モーゼルなどなど。
テーブルサービスから陶板・人形・置物・花瓶。ご紹介しきれません。

ご一見の価値ありです。

ネットショップの開店一周年記念感謝企画も大好評ありがとうございます。真夏に向けてエンジン全開でがんばりますのでよろしくお願い申し上げます。
   
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2007 / 07
20
  
梅田店に出張中
  
昨日から21日まで梅田店に入店です。
洋食器の創美の業界史上最強企画催事「ヨーロッパ名陶名品展」の応援です。

ということで今日明日は日記風。

実は。

洋食器の創美オフィシャルネットショップも
「真夏の開店一周年記念感謝特価企画7日間限りただし7週間連続しかも週替りメニュー毎週みてね」セール(勝手に長いタイトルに)の今日が第1クール初日です。

一周年企画はほかにも準備中ですので7-8月は要check!!です。

最初に自ら白状しました通り素人集団のスタートで何が起こるか恐ろしくてリニューアルオープン日はな、なんと小売業掟破りの8月14日だったのです。もうすぐ一年。

暖かいご愛顧と厳しく正しいご指摘の連続で感謝感謝です。
気長に内容の濃い情報を発信できるWEBサイトを目指してまいりますので
今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。
   
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2007 / 07
19
  
ティーフォーツー
  
ティーフォーツー
Tea for two

そのまんま二人用のティーセットのこと。

イタリアではテアテート。
リチャードジノリ イタリアンフルーツ テアテートセット  洋食器の創美
これめずらしいでしょう。インペロシェイプのイタリアンフルーツ。

カップ&ソーサー2客と小さめのポット・シュガー・クリーマーに全部がのっかるトレーでワンセットっていうのが基本です。

ヘレンドさんがよくパーティートレー(あれもともとモカセット用でモカトレーっていうんですよ)にのっけて演出してます。
ヘレンド ウィンザーの小枝 ティーフォーツー  洋食器の創美
ヘレンドのウィンザーの小枝
ヘレンド 鶉 ティーフォーツー  洋食器の創美
ヘレンドのシノワズリ。鶉。手描き難易度高。これはモカセット。

デジュネとかも聞きます。フランス語で昼食の意味が二人用の朝食セットに変化したっていいます。
「奥様、旦那様。お目覚めでございますか。」てな感じでベッドに。ってふつう誰も運んできてくれません。
そういえばこれ。
アウガルテン ビーダーマイヤー デジュネトレー  洋食器の創美
裏管理人が大好きなアウガルテン。ビーダーマイヤーですがこのアイテム、デジュネトレーっていいます。
これにのせるわけですよ。マリアテレジア。きっと。
一人分でもいいわけです。

こちらは洋食器の創美20年の扱いブランド。リンドナーのティーフォーツー
リンドナー ベルサイユ ティーフォーツー  洋食器の創美
目の高いお客様にほど人気のドイツはババリア地方の手作りブランドです。特にポットが人気。

ど~ん!!
ヘレンド バラトンフェルド コーヒーフォーツー  洋食器の創美
高級車買えます。泣く子も黙るヘレンドはバラトンフェルドのコーヒーフォーツー。

「洋食器の楽しみ方」でご紹介したように今はご来客のおもてなしにより自分たちで楽しむことがトレンド。

ティータイムにコーヒーブレイク。どなたと楽しみましょう?
   
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2007 / 07
18
  
マイセン ブルーオーキッド
  
マイセン ブルーオーキッド
Orchidee auf Ast,kobaltblau decoNo.824001

ブルーオニオンと並ぶマイセンのコバルト下絵付けの代表作。
H.ヴェルナーとL.ツェップナーによる現代マイセンの代表作。
です。
マイセン ブルーオーキッド コーヒー3pcs_P18  洋食器の創美

1960年に結成された通称「5人組」についてはあらためてご紹介します。20世紀後半の新しいマイセンを発展させた芸術家5名。

造形担当ツェップナーが睡蓮の花から着想してこの新しいフォルム(グローサーアウスシュニット)を考案し、
絵付け担当ヴェルナーがこの新しい下絵付けパターンをデザインして1977年に発表されました。
マイセン ブルーオーキッドimg_05  洋食器の創美
すぐにこういうアイテムまでそろえちゃうところが洋食器の創美の大胆なところです(10年位前の写真)。ちなみに右端のゴブレットみたいなアイテム。なんだかわかります?急須の茶漉しのスタンドです。このころほんとの用途わからずに仕入れてたかも・・・。

空間の多い水墨画のような構図はまさしく日本びいきのヴェルナーの真骨頂。
下絵付けでぼかし。
これは技法的にも画期的なことで天才絵師ヴェルナーあってこその定番化といえます。
前の記事でお話したように下絵付けは修正できません。一発勝負。

形のほうも自然の観察からデザインするツェップナー作の現代マイセンを代表するフォルム。

ポットは白鳥のイメージ。マイセン ブルーオーキッド ティーポット  洋食器の創美
優雅。

スープ皿はボール状で煮物のサービスに使えます。
マイセン ブルーオーキッドimg_04  洋食器の創美

いかにヴェルナーでもそこまで見越してデザインしたわけではないでしょうが今流行りの洋食器で「和」にぴったり。
マイセン ブルーオーキッドimg_01  洋食器の創美

ティーカップも柔軟な発想で。
マイセン ブルーオーキッドimg_06  洋食器の創美

こんなアイテムまで。人気品です。これまた人気のクリストフルのお箸と一緒に撮影してみました。
マイセン ブルーオーキッド 箸置き  洋食器の創美

陶板とか
こんなアイテムも扱ってきました。時計。ゼンマイ。
マイセン ブルーオーキッド クロック&コンポート  洋食器の創美


ブルーオーキッド
じつはヨーロッパではあまり人気がないとか。現地でもすごく割高で、なんだか開き直ってるっていう感じです。

伝統的なイメージの強いマイセンですが優雅で上品な私たち日本人になじみやすい食器です(価格がなじみにくいですが思い切っちゃう価値あり)。
   
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2007 / 07
17
  
地震
  
昨日の地震の被害。

中越地方の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

自然の猛威で一瞬にして「水」すら断たれてしまう現実になにげない日常生活の脆弱さを痛感します。

私どものあつかい品は衣・食・住あってこその贅沢品ですがちょっとしたアクセントでとても豊かな楽しい気分にさせてくれる演出道具でもあると思っています。

洋食器の創美も20年で何度も大きな地震を経験しました。最近では仙台・福岡。NEWSをみて商品全滅を覚悟しましたが破損したのは数点でした。
「地震がきたら割れるから今回は・・・」とよくお伺いしますが食器が割れてしまうくらいの地震があればそれどころではありません。
お住まい自体やお車、生命まで危険にさらされます。被害を最小限にする準備や対策と生活の楽しみを削ることは別のことだと思います。

いずれにいたしましても。
このたびの被災者の方々の今後のご健康と一日でも早い地域の復興、日常生活の復旧を心よりお祈り申し上げます。
   
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2007 / 07
17
  
下絵付けと上絵付け
  
今日はお堅い(硬い)話。

硬質磁器焼成についてお付き合いください。興味なければパスパス。

手描きの場合の下絵付け(アンダーグレイズ)と上絵付け(オーバーグレイズ)の違いをご説明したいのです。

裏管理人もなんとなくわかっていたつもりでその大きな違いに気づいたのはけっこう最近かもしれません。
ここではマイセンを例にしていますがもちろんどこでも大差ありません。

その1.カオリン・石英・長石を原料とした磁土で成型します。
このカオリンの発見が磁器発明のポイントです。カオリンのみつからない英国は軟質磁器のボーンチャイナ(牛の骨入り)しか作れません。それはそれですばらしいのですが。

その2.素焼き(900度くらい)
素焼きすると15%くらい縮みます。成型や装飾が精密でないと窯から割れてでてきます。

その3.施釉
素焼きしたものに釉薬(うわぐすり)をかけます。施釉(せゆう)とかいいます。均一に施釉するのは熟練の技。
ちなみに釉薬がかかった状態はつや消しの白。

その4.本焼成(1400度から1450度くらい)
本焼成するとガラス質の釉薬が透明になってコーティング状態になります。ツルツルの見慣れた白磁の状態ですね。
波の戯れホワイトホワイトレリーフなどの白磁ならここで完成。

この状態で絵付けするのが上絵付け。金彩もこのときに。もちろん絵師は異なります。

その5.第三焼成(900度くらい)
上絵付けの絵の具を焼き付けるっていう感じです。セピア色で描かれた薔薇が見事なピンクに変化したりします。
多色使いや緻密なデコレーションの場合はこの第三焼成を繰り返します。
金を磨いて完成。

とってもざっくりですがこんな流れです。

で。おわかりと思いますが下絵付けは?

その2.その3.の間で絵付けします。素焼き状態。筆の運びが難しい。絶対に修正ができません
ブルーオニオンブルーオーキッドはこういう状態で絵付けされます。

マイセンのバックスタンプの双剣マークは下絵ですからここで専任ペインターによって手描きされます。

施釉するとやっぱり真っ白でなにが描かれたかもわかりません。

その4.の本焼成を経てはじめて透明のガラスコーティング(車みたい)状態になります。

完成。


では。上絵付けと下絵付けの違いはなんでしょう?
というか。下絵ってなぜコバルトくらいしか聞かないのでしょう?

ヒントは絵の具と温度。

下絵(染付けとかともいいます)の絵の具は釉薬がかかっているとはいえ、1400度以上の高温にさらされます。そして初めて美しく発色します。

上絵の絵の具は900度。500度の差。上絵の絵の具で下絵付けすると色が飛んじゃうか黒くなるか(よく知りません)。とにかく製品化不能。

下絵用の絵の具を自社開発してもっているかどうかが勝負の分かれ目と考えられます。

秘伝。

マイセンでは1739年にクレッチマーという化学者がコバルト下絵用絵の具を発明。同年ブルーオニオン発表。必然。

さらにグリーン。(別名・通称:酸化クロムの緑)

1800年代のマイセンの功労者キューンが1817年に開発。翌年バインリーフ発表。必然です。秘伝その2。

狩人(猟師)のほら話。ちっちゃいのに高額です。使われているグリーンは下絵付け。その他の色は上絵付け。そして金。トリプル(意味不明)!! 高額になるわけです。描く人みんな違います。

描き手もさることながら絵の具の存在をお伝えしたくて長々とご説明してしまいました。

イングレイズといって絵の具と釉薬が溶け合う技法もあったりで一概には決められませんが、ヨーロッパでの下絵付けの希少性をお伝えしたかったのでした。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

画像付きのこちらの記事もご参考にどうぞ。

参考文献:橋田正信著「マイセン磁器」平凡社
マイセンの本は多数出版されていますが、とってもわかりやすくておすすめです。

   
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2007 / 07
16
  
エインズレイの陶花
  
AYNSLEY since1775

エインズレイとなります。エンズレー、エンズレイはごく少数派。インターネット担当になって初めて文字に敏感になりました。
恐怖の検索順位(汗)。

歴代英国女王・王妃にこよなく愛されているグレードの高いブランドです。レディダイアナもご成婚の際に贈り物の一つに選んだといわれるエインズレイの陶花のご案内です。
エインズレイ 陶花img_01  洋食器の創美
なかなかでしょう。サイズも豊富です。
エインズレイ 陶花img_02  洋食器の創美

枯れません。水やり不要。虫よりつきません。防虫剤不要。
エインズレイ 陶花img_03  洋食器の創美

光合成しません。日差し不要。洗えます。

テーブルのアクセントに。
玄関に。リビングに。お手洗いに。バスルームに。出窓に。

ご新築祝いに。お返しに。

思ったより癒されます。

月ごとのアニバーサリフラワーならバースディプレゼントにも。

エインズレイ 陶花img_04  洋食器の創美
これは今月7月のパンジー。高さ7.5cmの小さなワンポイント陶花です。

洋食器の創美ネットショップでも扱っています(40-50%0FF)。

   
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2007 / 07
15
  
ストロベリー&ヴァイン(バイン)
  
WEDGWOOD Strawberry & Vine

ウェッジウッドのストロベリー&ヴァイン(「バイン」でいいのに洋食器の創美では「ヴァイン」。変なこだわりのおかげで検索にひっかかりにくい・・・)。
ウェッジウッド ストロベリー&ヴァイン img_01  洋食器の創美

英国の自然が連想される野イチゴとブドウがエンボス模様でデザインされたウェッジウッドのホワイトチャイナの人気品です。

ウェッジウッド ストロベリー&ヴァイン img_04  洋食器の創美

ファインボーンチャイナの温かみのあるホワイトと丸みのあるフォルムにエンボス模様がよくマッチしています。

ほんとにやさしいイメージ。

シンプルモダンを意識したホワイトチャイが多い中、貴重な存在です。

ウェッジウッド ストロベリー&ヴァイン img_03  洋食器の創美
こちらは引出物でも人気の28cmディナープレート。サイズが立派なのでこれ1枚で贈り物に通用します。

マグカップも優しい形です。
ウェッジウッド ストロベリー&ヴァイン マグペア  洋食器の創美

ウェッジウッド ストロベリー&ヴァイン img_02  洋食器の創美

人気のストロベリー&ヴァインですが徐々にアイテムが減っています。

ということは・・・。

断言できませんがジワジワ製造中止の四文字熟語が思い浮かびます。人気あるのに。しばらくは大丈夫でしょう。

数少ない「癒し系」。
ふだん使いにおすすめです。
   
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2007 / 07
14
  
ハドンホールの仲間
  
ミントン ハドンホール
MINTON Haddon Hall

第二次大戦後まもない1948年に発表されたハドンホールは今やもっともポピュラーなブランド洋食器となっています。

MINTONといえば1900年前後はパテ・シュール・パテやレイズゴールドなどひじょうに熟練を要する技法を得意としたグレードの高い作品を手がける窯でした。
フィフスアベニューの高級ブティックとのダブルネームの逸品などもアンティークの世界ではたいへん人気があります。

そしてハドンホール

今では、ミントン=ハドンホールのイメージのかたが多いのではないでしょうか。なんだかスーパーにも出てるわっていう感じ?
実は名品です。

ミントン ハドンホール  洋食器の創美
ジョン・ワズワース晩年の作。英国の古城ハドンホール城のタペストリーにヒントを得たといわれています。
10種類以上の色使い。
パッションフラワー・カーネーション・パンジーの東洋的なアレンジ。
オリジナリティーあふれるデザインです。

バリエーションが多くて裏管理人も右往左往します。

それではいってみましょう!!

まずは1993年ミントン開窯200周年を記念して発表されたハドンホールブルー
ミントン ハドンホールブルー  洋食器の創美
1948年の発表前にハドンホールとどちらにするか比較された対抗馬だったそうです。約半世紀ぶりで陽の目を見ました。

トレリス(格子模様)のボーダーがアレンジされたハドンホールトレリスミントン ハドンホールトレリス  洋食器の創美

ミントン ハドンホールトレリスブルー  洋食器の創美
下はトレリスのカラーバリエーションとなるブルー

はい次!!

ハドングローブ。2004年1月発表。
ロイヤルコペンハーゲンのメガ(2000年発表)が出回ったころといっては失礼?
ミントン ハドングローブ  洋食器の創美

その二ヵ月後の3月。ミントンの矢継ぎ早の攻勢。ハドンライズ登場。
ミントン ハドンライズ  洋食器の創美


そして。
ハドンホールの生みの親、ジョン・ワズワース没後50周年を記念してその名もハドホールセレブレーション
ミントン ハドンホールセレブレーション  洋食器の創美

ピンク・ブルー・グリーン・イエローの4色でデビュー。

さらに。
ハードウィック。裏管理人すでにヨレヨレです。
ミントン ハードウィック ティーカップ&ソーサー  洋食器の創美


意味合いがちょっと違いますが、ついでに。
ハドンホールクリスタル。ワイングラスオールドファッショングラス
ミントン ハドンホールクリスタル  洋食器の創美


とりあえず以上。
まだまだ続くのでしょうか?
こうなったら、全部1客づつコレクションするのも一興です。

   
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2007 / 07
13
  
イヤープレートの続き
  
ロイヤルコペンハーゲン イヤープレート
1908年(明治41年)初年度版 "マドンナと子供"


じゃ~ん。
ロイヤルコペンハーゲン イヤープレート1908年度版  洋食器の創美
超希少品です。
1908年から1910年のイヤープレートは直径16cm前後でひとまわり小ぶり。ちょうど今のプレートのリムの中くらいのサイズです。

流通在庫10枚未満とか言われてとても高値で取引されます。

さすがに裏管理人も直接ご案内したのは20年で2枚。どちらもたまたま現品があったときでした。どちらもバックナンバーをたくさんコレクションされているお客様。
今でも忘れません。7-8年前。
話し込むうちに「額装したうえで自宅に飾りに来て欲しい。」とのことで裏管理人二つ返事。

めったにしない「お届け」です。颯爽と。

とある超高級住宅街。
「ピンポーン。」「どうぞ~。」とインターホン。裏管理人「お邪魔致しま~す。」と門を開けました。
「あら、そちらじゃなくってよ。こっちこっち。」と奥様がお呼びです。

リビングに通され、美味しい紅茶をいただきながらお庭を拝見していると裏管理人が入ろうとした門が見えます。大きなワンちゃんも(汗)。

そう。
裏管理人は血迷って犬小屋にお邪魔しようとしていたのです。だって・・・。立派過ぎる・・・。
しかもよくみるとワンちゃんを囲う外壁に80年代以降のイヤープレートが飾ってあります。レンガにイヤープレート。雨ざらし。でもすてき。

皆様お店ではほんとうに気さくで楽しいのですがお伺いすると今度はこちらが緊張しちゃいます。

話は変わって。

B&G イヤープレート1895年  洋食器の創美
こちらが世界一古いイヤープレート(今も続く)。BING&GRΦNDAHL。

デンマークのビングオーグレンダールの1895年度版です。
"Behind the Frozen Window" by F.A.Hallin 。

すてきな食器も作っていますが1987年にロイヤルコペンハーゲングループに吸収されました。ブランドはもちろん健在です。

で。その合併記念のプレートがこれです。
ユニプレート1987年  洋食器の創美

ね。コペンとビングの初年度版合体バージョンです。窯印もダブルネームになっています。ユニセットプレート

昨日の2008年の101枚目のご紹介で今日は初年度版をご紹介しました。

ちなみに、ビングの初年度版以外は今現品ございます。
   
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2007 / 07
12
  
イヤープレート
  
ロイヤルコペンハーゲン イヤープレート 2008年度版

みなさんよくご存知のロイヤルコペンハーゲンのイヤープレート。
1908年(明治41年)から毎年かかさず発表されています。

アンティークとしてバックナンバーも人気ですね。
ご結婚の年。お子様の生まれた年。ご新築の年。など家族の記念の年を飾るのが定番です。

インテリアとしても白い壁によくマッチします。リビングにお玄関に。出窓にも。

今年2007年は100枚目。

来年2008年は101枚目の記念すべき年度になります(あちらは101枚目のほうを重視するみたいです。あらたなスタートとしてでしょうか)。

じゃ~ん。
ロイヤルコペンハーゲン イヤープレート2008年  洋食器の創美
これです。2008年度版

初年度版のマリア様の後光が復活。その名も「ロイヤルコペンハーゲンのクリスマス」。100年分の命名です。

首都コペンハーゲンの歴史的にも価値のある建造物(右から、証券取引所・市役所・ラウンドタワー・クリスチャンボー宮殿・聖母教会・セイビア教会・大理石教会)がデザインされています。

手前にクリスマスローズ。いいデザインです。

   
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2007 / 07
12
  
クリスタル&アンティーク展
  
今日(11日)は、洋食器の創美一号店の府中店「クリスタル&アンティーク展」の販売応援にいってきました。
アンティーク200点以上。

クリスタルはマイセンクリスタル・バカラ・ドーム・モーゼル・ロブマイヤーなどがメイン。もちろんグラス類だけでなく花瓶・ランプ・置物などなど。

ダイレクトメールでお知らせするお得意様企画催事の一つです。

それにしてもここ数年のアンティークの人気がすごいですね。骨董ブームだそうですが洋食器も同様です。

マイセン・KPM・ロイヤルコペンハーゲン・ロイヤルウースター・ヘレンド・ミントン・ニュンヘンベルグ・ラリック・ガレ・ドーム…。
窯や工房を数え上げることができないほどの品揃えです。

本日大好評。雨のなかほんとうにありがとうございます。

ブームになると価格相場が上がると思っていましたが意外や意外。アンティーク市場が活性化してかえって今はお買い得です。
ガレなんかもずいぶんお手ごろになりました。創業間もないころはン百万ばっかりでした。
手放すオーナーも多いっていうことでしょうか。

裏管理人もアンティークは大好きです。歴史背景も合わせて。

特に今では作れない、描けないような作品がいいと思っています。
なになに家からバ~ンと注文がきて(しかもド~ンと見返り確実)コスト度外視。名声を得るために制作された作品。
作り手の気概・心意気が違います。

アンティーク展になるとミントンやロイヤルウースターなどの英国系もすばらしいものが多いです。1900年代前半は逸品揃いですね。

アンティーク選びの究極は、

「見て気に入って自分の価値観に合う価格なら即。」だと思います。

ただし、安心できる実店舗で信頼できる販売員(担当者)の説明が聞けることが大前提です。

府中店のこの企画催事は16日まで。

お近くでご興味がおありでしたらお気軽にのぞいてみてください。
   
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2007 / 07
10
  
ウェッジウッドのカップの話
  
ウェッジウッドといえばティーカップのイメージでしょう?

今日はウェッジウッドのカップの「形」をご紹介しましょう。

どこの窯にも形のグループがあって品番や呼び名をつけています。
ウェッジウッドでは「シェイプ」と言われています。トラディショナルシェイプやデルフィシェイプ、ウィンザーシェイプにスパイラルシェイプ。
もちろんカップだけでなくティーポットやプレートなどみな異なる形をしています。ぜんぶご紹介するととんでもないことになりますので主要なカップの形をみてみましょう。

トラディショナルシェイプ

その名の通りウェッジウッドのなかでもっとも伝統的なシェイプのグループでアイテム数も最多。それでは早速トラディショナルシェイプのなかのカップの形と呼び名をみてみましょう。

ウェッジウッド フロレンティーンターコイズ ティーカップ&ソーサー(ピオニー)  洋食器の創美
ティーカップ&ソーサー(ピオニー)200cc。紅茶の国らしい優雅なフォルムの紅茶専用カップ。ヤケドしないようにハイハンドルにしたとか。香りと色を楽しめるようにひろがった形です。
ピオニーは中にも絵柄がデザインされます(例外あり)。
ウェッジウッド フロレンティーンターコイズ ティーカップ&ソーサー(ピオニー)_01  洋食器の創美
こんな感じです。裏管理人にはこの形がいちばんウェッジウッドのイメージです。少し前まではハイグレードレンジほど必ずこの形がメインになっていました。
紅茶専用のこだわり。

ウェッジウッド ワイルドストロベリー ティーカップ&ソーサー(リー)  洋食器の創美
ティーカップ&ソーサー(リー)200cc。日本ではコーヒー・紅茶兼用カップ。脚のある美しいフォルム。
エッグスタンドを大きくしたようなシンプルでまとまりのある造形です。

ウェッジウッド キャベンディッシュ ティーカップ&ソーサー(ビクトリア)  洋食器の創美
ティーカップ&ソーサー(ビクトリア)200cc。日本代理店さんにはラインアップされていないフォルム。ティーですがたっぷりめのアメリカンコーヒーにGOOD。

ここまでがトラディショナルシェイプのティーカップです。ちなみにこの3種類のカップのソーサーはみんな共通です。

つぎはコーヒー。

ウェッジウッド コーヌコピア コーヒーカップ&ソーサー(キャン)  洋食器の創美
コーヒーカップ&ソーサー(キャン)170cc。筒型のシンプルなカップですがハンドルが絶妙なバランスです。

ウェッジウッド コーヌコピア コーヒーカップ&ソーサー(ボンド)  洋食器の創美
コーヒーカップ&ソーサー(ボンド)100cc。キャンがそのまま小さくなったのがボンド。いわゆるデミタスです。

製造中止になったハイグレードなシリーズにはキャンがラインアップされていなかったのは「このウェッジウッドの名品では紅茶しか飲まないでほしい」というメッセージだったと思っています(ボンドは正式なディナーの食後だからOK)。


デルフィシェイプ

勉強不足でいつぐらいから作られたかわからないですが創業当初の20年前にはなかったはず。サムライが出たときが初めてだったような記憶です。

ウェッジウッド ストロベリーブルー ティーカップ&ソーサー(デルフィ)  洋食器の創美
ティーカップ&ソーサー(デルフィ)200cc。微妙に上が広がっていますね。兼用OK。

ウェッジウッド サムライ コーヒーカップ&ソーサー(デルフィ)  洋食器の創美
コーヒーカップ&ソーサー(デルフィ)100cc。ティーを細身にして小さくした感じ。なかなかいい形です。デミタスですね。

デルフィのグループがややこしいのはトラディショナルと両方存在するパターンがあること。ワイルドストロベリーはピオニーもリーもデルフィのティーもあります。
ですので。
「ワイルドストロベリーのティーカップあります?」って困ります。


インペリアルシェイプ


ウェッジウッド ハンティングシーン ティーカップ&ソーサー(インペリアル)  洋食器の創美
ウェッジウッド ハンティングシーン ティーカップ&ソーサー(インペリアル)_01  洋食器の創美
ティーカップ&ソーサー(インペリアル)200cc。一見、デルフィのティーカップと間違いそうですがインペリアルは垂直。デルフィよりしっかりしているイメージです。ソーサーもカップを置く部分のくぼみがないのでフルーツソーサーに使えます。今では写真のハンティングシーンだけでしょうか。少し前まではクリオとコーヌコピアのアクセントがラインアップされていました。

長くなりましたがなんとなくお分かりですか?
ワイルドストロベリーのようにシェイプのグループを飛び越えてラインアップされているパターンがあるのでご注意。

ホワイトチャイナについてはそれぞれが独立したシェイプと考えてください。厳密にはウェッジウッドではトラディショナルシェイプのホワイトバージョンをホワイトチャイナといいますが。

ストロベリー&ヴァインコロシアムナイト&デイ、カントリーウェアなどはそのシリーズだけの形です。

ウェッジウッドのカップの共通していいところはハンドルがしっかりしていて実用的な点ですね。
指も余裕で入ります。
持ちやすいです。

まだいろりろお話したいことがありますがまたいずれご紹介します。


   
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2007 / 07
09
  
ウィンナーローズとウィーンのばら
  
アウガルテン オールドウィンナーローズ
AUGARTEN Old Wiener Rose

裏管理人が洋食器に魅せられるきっかけになったのがアウガルテンでした。22年前。

とあるマダムがオーナーのショップ(バブルがまだ残っていて趣味が高じたお店がたくさんありました)で商談していたときになんともいえず品のいいデミタスでコーヒーが出てきて一目惚れ。
マダムも美しいかたでしたが印象に残ったのは見たこともなかったモカカップでした。

アウガルテンのマリアテレジアだったんですね。
アウガルテン マリアテレジア コーヒーカップ&ソーサー  洋食器の創美
ご存知マリーアントワネットのお母さん。

マリアテリジアの援助でアウガルテンの歴史が始まります。

ちょっと前置きが長くなりました。

みなさん、ヘレンドのウィーンのばらはよくご存じでしょう?
ヘレンド ウィーンのばら ティーカップ&ソーサーimg_01  洋食器の創美
これこれ。人気品です。

では。
アウガルテンのウィンナーローズは?
アウガルテン ウィンナーローズ ティーカップ&ソーサー  洋食器の創美

これです。名品です。
「ウィーンのばらの真似ですね」とかいわれて可哀想。本家です。
アウガルテン イコール ハプスブルグ家純正御用達し窯。泣く子も黙ります。

でさらに。
アウガルテンのオールドウィンナーローズ
アウガルテン オールドウィンナーローズ ティーカップ&ソーサー  洋食器の創美

これです。ヘレンドのウィーンのばらのオリジナル。ウィンナーローズの先代。元締めです。

オールドウィンナーローズ>ウィンナーローズ>ウィーンのばらっていう順番です。ヘレンドはアウガルテンの技術やパターンを継承して始まった窯ですからこういうことが起こります。

お伝えしたかったこともう一つ。

オールドウィンナーローズにだけあるものは?
お気づきですか。わざと大きな画像を連続しましたから。

そう。

メインの柄での蕾の有無です。

ハプスブルグ家。といえば「薔薇」です。
ハプスブルグ家では「薔薇の花」=愛情と「薔薇の蕾」=忠誠を尊び家を表す花として薔薇を用いました。
「忠誠心」を省略する意図があったのでしょうか?

ヴェルサイユの薔薇・・・。マリーアントワネットのことです。

というわけで、
裏管理人流真性ウィーンのばらはオールドウィンナーローズに止めを刺します。

おあとがよろしいようで。

   
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2007 / 07
07
  
ヘレンド2007年新作
  
本日撮影分です。

とってもすてきなヘレンドの2007年の新作が入荷しましたので速攻ご紹介です。
どこよりも早く(たぶん)!! 7月7日13:30時点ホヤホヤです。

ミニアチュール技法のフィギリン4点セットです。
ヘレンド アラビアンナイト人形_01  洋食器の創美

CD1-15195-0-00 Persian Prince(135*90*105mm)  
CD1-15196-0-00 Persian Princess(130*80*75mm)
CD1-15203-0-00 Table with dishes(55*40*45mm)
CD1-15194-0-00 Carpet(20*160*195mm)
の4pcsセット。サイズ表示は高さ・奥行・幅の順。

今年2月のフランクフルトメッセで発表された新作です。
もちろん絨毯もヘレンドポーセリンで細密画技法で得意のアラベスク文様が丹念に描きこまれています。

ヘレンド アラビアンナイト人形_02  洋食器の創美


プリンスとプリンセスの表情と手前のテーブルにのった食器。
ヘレンド アラビアンナイト人形_03  洋食器の創美


こちらのミニチュアペルシアンと一緒に飾ったら最高です。
ヘレンド ミニチュアペルシアン_01  洋食器の創美


撮影しても撮影してもこういう名品は即座に実店舗の「ヨーロッパ名陶名品展」行き。
明後日出荷しておそらく週末までにはお客様のお手元に・・・。

裏管理人はご紹介できるだけで幸せです(嘘)。

ネットショップにはアップしていませんが、
いざとなったらなんとかします。

ご興味がおありでしたらお問合せ下さい。
   
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2007 / 07
07
  
マイセン 麦わら菊
  
マイセン 麦わら菊 decoNo.823601
- Strohblumenmuster -

マイセン 麦わら菊 ティーカップ&ソーサー  洋食器の創美
どこかでみたことのあるパターンでしょう?
そう。まさしくロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッド・プレイン

ご存知のかたも多いでしょうがオリジナルはマイセンだったのです。
1750年前後にマイセンでデビュー。あのブルーオニオンに遅れること約10年ということになります。

ブルーオニオン同様、修正のできないコバルト下絵付け。しかもフルーテッドのレリーフが深い。
見た目よりもペインター泣かせの文様です。

マイセン 麦わら菊img_01  洋食器の創美
こちらがティーポット・シュガー・クリーマー・ティーカップ&ソーサーとケーキ皿。フルーテッドの地模様は同じですが形はロイヤルコペンハーゲンとはかなり違います。

1700年代後半の人気はこちらの麦わら菊ブルーオニオンを圧倒していたそうです。

ブルーオニオンのほうが発表は先ですが人気がでたのはずいぶん後のことで1800年代にはいってから。そのころにはもうあちこちに窯があってみんなが「今この模様で作ったら売れる」っていうんでバンバン真似されたのは有名な話です。
それからさすがのマイセンも危機感がでて文様のなかにも双剣のマークを入れるようにしたんですね。
ですから双剣マークが文様にはなくて底にだけっていうブルーオニオンのアンティークがあったらそれはかなり希少です。大事にして下さい。

ちょっと話がブルーオニオンに脱線しました。

裏管理人、今、ほんとうに「今」ひらめきました。
マイセン 麦わら菊 プレート  洋食器の創美
麦わら菊にも文様の中に双剣マークがあります(拡大してみてください)。

これってきっとロイヤルコペンハーゲンにパターンを譲ってからのことではないでしょうか。差別化するために。
ロイヤルコペンハーゲンはブルーフルーテッドプレインは1775年から制作って発表してます。

なので。

もしアンティークの麦わら菊で文様に双剣マークがなければ1750年から1775年の作品といえないでしょうか。ちょっと勝手に興に乗ってしまいました。

とにかく藍色の使いやすいパターンです。それはロイヤルコペンハーゲンでも証明されています。
マイセン 麦わら菊img_02  洋食器の創美

ほら。すてきでしょう。
   
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2007 / 07
06
  
ワイルドストロベリー その1.
  
ウェッジウッド ワイルドストロベリー

発表1806年。製品化1965年?

日本でもっとも有名かつ人気のパターンですね。
その愛らしいパターンはいまさら説明の必要もないくらい。

2005年に日本代理店が「ワイルドストロベリー誕生40周年」の一大キャンペーンを実施していたのは記憶に新しいでしょう?

「オシャレでちょっとモダンなパターンですがもう150年以上も前からの伝統的なシリーズなんですよ。」って20年前からご説明してきた裏管理人はすごくあせりました。

ありゃ? 40年?
で、よく調べたらどうやらパターン自体は1806年に発表されたみたいです。いろんな書物ではそこがワイルドストロベリーの始まりになっているのが真相。ぎりぎりウソではなかったということで。
一安心です。

それにしてもそれならあと2年我慢して2006年に200周年キャンペーンしたほうがよかったですよね。

ワイルドストロベリーimg_10  洋食器の創美
やっぱりセットで使うとすてきです。総模様のタイプほどまとまりがでるのが不思議です。

さすがに画像も豊富です。あんまり詳しい説明も不要でしょうから何回かにわけてご紹介していきますね。

その名の通りウェッジウッドでもっとも伝統的なトラディショナルシェイプのなかでもっとも美しく優雅なフォルムをもつピオニーカップ&ソーサー
ワイルドストロベリー ティーカップ&ソーサー(ピオニー)  洋食器の創美
紅茶の国英国らしくこだわりのある形です。ティーカップのピオニーは紅茶専用。中にも模様があって紅茶の色と香りを楽しむのに最高です。
20年くらい前はグレードの高いシリーズほどピオニーを主体にデザインされていました。

野イチゴ。
自然を愛する英国らしいパターン。花と実と葉。絶妙です。
昔はもうすこし強めの色合いでしたが、今はひじょうにおとなしい色彩です。

こんなオリエンタルシェイプとかいうのもありましたね。ワイルドストロベリーimg_04  洋食器の創美

プレゼント用のギフトアイテムも豊富です。
ワイルドストロベリーギフトimg_01  洋食器の創美


バリエーションもひじょうに充実しています。コーヒーと紅茶のカップ&ソーサーの形だけでも7種類はあります。カラーバリエーションも含めるともっと。

ガーデンパーティーにも最適ですがディナーだってほら。
ワイルドストロベリーimg_03  洋食器の創美


視覚でお楽しみいただけましたでしょうか?

またいずれ、バリエーションのかずかずをご紹介しますね。
請うご期待。

洋食器の創美ネットショップではリーとピオニーのペアセットがお得です。
ちょっとわかりにくいところに陳列しています。


   
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2007 / 07
05
  
My favorite item part1
  
裏管理人のお気に入り(その1)

今日はお休み。家の買い物やら植込みの剪定やら大忙しの一日でした。
で。
裏管理人のちょっと気になるアイテムのご紹介第1弾。

20年近く洋食器を扱っているとそのときどきで「お、やっぱりいいなぁ。これ。」っていうのが出てきます。

ここ2-3年で一番気に入っているティーカップは、
ヘレンドのトゥッピーニの角笛

ヘレンド トゥッピーニの角笛 ティーカップ&ソーサー_01  洋食器の創美


HEREND
Tupini, corne d'abondance : TCA-01726-00-0。
1800年代後半発表。

ヘレンドの絵付け三大技法の一つ、ミニアチュール(細密画)の逸品です。金彩の繊細さ、落ち着いたターコイズブルーと錆び朱。
近くで見るとその細やかな手描きの素晴らしさに圧倒されます。

ちなみにトゥッピーニはローマの旧家の名前ですが、その発注によるものかどうかは明らかではありません。

そして使う距離、あるいは遠目でみたときのまとまりのよさ。
飽きません。不思議です。

繊細さと全体のバランス。
なかなかではないでしょうか。

ヘレンド トゥッピーニの角笛 ティーカップ&ソーサー  洋食器の創美

   
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2007 / 07
04
  
店頭販売
  
今日(4日)は久々に終日実店舗に入店。
以前ご紹介した津田沼店。セールの初日。おかげさまで大盛況でした。

やっぱりいいですね。

お客様と直接お話ししながらあれこれご案内するのは。なんといっても例の津田沼店ですから洋食器にご興味があって、さらに勇気のあるご来店です。

まずはコミュニケーションから。ちょっと今日はそんなにゆっくりお話しできる状況ではありませんでしたが、売る売らないの商品のお話だけでは楽しくありません。

お得意様とは近況報告会。ご新規様とはお住まいやお持ち洋食器のお話。
裏管理人は脱線しばしば。
でも必ず「自然に」洋食器の話にもどります。

そういうネットショップを目指したくてって最初の方の記事で自己紹介しました。まだネットショップとしての基本すらできていませんが。

0120-52-1270。 お電話大歓迎。
「メールより電話」派のへんなネットショップです。

そのままWEB通さずに電話注文になることもしばしば。洋食器ほどキーボードが好きではないお客様も多いと思っています。
裏管理人のネットショップメンバーほとんど全員そうです(自慢してどうする)。

「あら。○○様~。お久しぶりですぅ。お元気でいらっしゃいますか」みたいな会話が増えてます。いただいた洋食器がどういうものかとか、そういうお問い合わせほど嬉々として承っています。

このブログ

「ビジネスブログじゃない」「仕事じゃない」とは口が裂けても言えません。

が。

経験を活かしつつ洋食器の良さをWEBの世界でお伝えしたいっていうのが
開設のほんとうの理由です。結果としてネットショップや実店舗にお立ち寄りいただければいい。
くらいの。

で。

ブログの機能がよくわかっていないのが大問題ですが、
コメントとかいろいろ頂戴してそれにお答えする。それが広がる。

コミュニケーション

そうなったら本望です。
   
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2007 / 07
03
  
マイセン スワンサービス
  
マイセン スワンサービス
-Meissen Swan Service-   decoNo.397185

いわく。

1700年代のヨーロッパ磁器食卓芸術の最高峰。
世界で初めてのサービスセット。
J.J.ケンドラーの傑作。

まさしく「おっしゃる通り」のマイセンのスワンサービスのご紹介です。
マイセン スワン 2004年限定セット  洋食器の創美
こちらは2004年50セット限定版のセットです。2セット扱いました。

マイセン初期の稀代の天才彫刻家ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーによってデザインされたサービスセットです。1737年から1741年の4年がかりで2000ピース以上からなる世界初のサービスセットを完成させたそうです。

サービス。
もてなすことができるセット。それを同時に考案したところがすごいと思いませんか。ヨーロッパの食文化に合わせたアイテムのオリジナルといってもいいわけです。ポットやプレート・チューリンなど。

洋食器のルーツ
いつも最初にそれをご説明します。

これはなんとマスタードポット。2004年限定50点。
オーダーした2点とも入荷前にご用命いただいた逸品です。
マイセン スワン 2004年限定 マスタードジャー  洋食器の創美
大きく見えますが容量450ccで小ぶり。なのでよけいにすてき。

「鳥はわたしダメ・・・。」 まあ、そうおっしゃらずに。
クリスチャンにとっては白鳥は純真・慈悲・聖母マリアの象徴です。風と水の象徴でもあります。
当時の財務大臣H.C.ブリュール伯爵の注文でケンドラーが責任者となって制作した2000ピース以上のオリジナルはエルミタージュ美術館とドレスデン陶磁器美術館にその一部が所蔵されています。

マイセン スワン プレート  洋食器の創美
スワンといっても微妙にオリエンタルな点がユニークです。

「水」がテーマになっていて、魚・貝・かたつむりなど水辺の生き物が立体的に表現されています。
ティーカップのハンドル。マイセン スワン コーヒーカップ&ソーサーNo2_03  洋食器の創美


もうひとつ。裏管理人なりの初期マイセン解釈からのうんちく。

西洋で初めてベットガーが硬質磁器焼成に成功し、ヘロルトが絵の具と絵付けを開発し、ケンドラーが造形を考案し・・・。彼らがいなかったら今のマイセンはあり得ません。
意外なことにヘロルトとケンドラーはあまり仲が良くなかったといわれています。
力を合わせて。じゃなかったようです。

両雄並び立たず。天才同士。

ケンドラーは絵付師でもあったヘロルトが少しでも絵付けしにくい形を考えて発表したということです。
このスワンサービスはその最たるものと思います。描くスペースありません。
それをうけて必要最小限で最大の効果をだす絵付けをデザインするヘロルト。

結果オーライ。工夫が芸術性を高めます。実力者同士の切磋琢磨。

そういう目でもう一度ご覧ください。
マイセン スワン ティーカップ&ソーサーNo2  洋食器の創美

マイセン スワン ティーカップ&ソーサーNo2_02  洋食器の創美


常時現品在庫があるとは限りませんが、
品番が確定できればスワンサービスはほとんどのアイテムが発注可能です。

洋食器のオリジナルとして1客から。おすすめです。
   
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